ジャグリングクラブTOSS

ロバート「ドキドキ、土器土器…」
かんでんち「声に出てる出てる」
今日は俺にとって初めての依頼、外部へ初めて見せに行く。緊張はマックスだ。
新入生発表会、合宿と内部で発表してきたが今回は外部だ。プレッシャーが今までの比ではない。
かんでんち「俺はストリート、お前はステージだ。まずは俺が先陣を切る」
ロバート「健闘を祈る」
ストリートは最初司会のパープルさんのダイスで客寄せ、そのまま続いてシガー。その次に俺かんでんちのボール、その次にソフィーさんのフラワースティック、ラストにパープルさんのローラーボーラーでナイフクラブという流れになっていた。
かんでんち「はぁはぁ…」
ロバート「お疲れ様、観客もちゃんと拍手してくれていたぞ」
かんでんち「おう、なんとかストリートは乗り越えたぜ。ドロップはしてしまったが笑顔でちゃんとアピールできた。次はお前の番だな、昼からのステージ頼んだぞ！」
ロバート「任せとけ」

                ~2時間後~

昼からのステージは司会ソフィーさん、シェイカーでパープルさん、フラワーでロバート、コンタクトでラピードさん、トリでボールのパープルさんとなっていた。
ロバート「とうとうこの時が来てしまった」
かんでんち「落ち着け落ち着け、正直ラピードさんの方がプレッシャーを感じているはずだ」
というのも、我々の前の前の演者がパントマイムの演技をしていたのだがその中でコンタクトを使ったパフォーマンスをしていたのだ。
ロバート「確かにそれに比べればマシかもしれないな。おっと、そろそろ俺の番だ行ってくる」
かんでんち「頑張れ」

                ~ステージ~

かんでんち「お前すごいじゃないか！1ドロップでミスもなかったぞ」
ロバート「やればできる子ロバートくんなのだ」
かんでんち「…。ま、まあ何はともあれ依頼は終わった。楽しかったな！」
ロバート「もっと数をこなして慣れたいぜ」
かんでんち「大学生になってこんなことするなんて思ってなかったなぁ」
ロバート「俺も」

今日の空はどこか遠く大きく感じる